<これでもクラシック?!腹を抱える変な曲の数々>

クラシックとはいえ、なにも堅苦しい曲ばかりではありません。考えても見てください。昔の作曲家にとってはその時代のスタイルしかないわけですから、その時代なりに変な曲を書いた人は無数にいるはずです。ここではその中から選りすぐって変な曲を独断と偏見でご紹介します。ほかにも変な曲知っている人、どうぞ教えて下さい。




Sculthorpe,Peter(1929〜)
"Earth Cry"他 Naxos 8.557382


オーストラリアはタスマニア島出身のスカルソープは、アボリジニや日本の雅楽などに素材をみつけて創作しています。表題の曲はアボリジニの楽器「ディジリドゥ」とオーケストラのための協奏曲のような作品で、アボリジニのミュージシャンが吹くディジリドゥの奇怪な音が延々と聴けます。




Ives,Charles(1874〜1954) "vln Sonata No.4"(Naxos 8.559119)

実にアイヴズは煮ても焼いても喰えない作曲家です。自費出版でやりたい放題の曲を発表し、著作権なんていらないと放言したほどの人です。この曲は彼のVlnソナタNo.1-4のアルバムの中の曲ですが、はっきり言って、 No.1〜No.3はしょうもない曲です。しかしこのNo.4は特に3楽章が最大級「変」です。なんと「タンタンタヌキ」の登場です。


Atterberg, Kurt (1887〜1974)
Pf協奏曲(特に3楽章)、CPO 999 732-2

 前も1曲紹介したクルト・アッテルベリー。20世紀前半にスウェーデンの音楽著作 権協会のチェアマンも務めた人だが、なんともはや、圧倒的な八方破れの作風はこの 曲に最もよく表れている。

 この曲の特に3楽章、出だしのメロディは、何度か聴いているうちに、すぐ口ずさ めるメロディなのだがそれもそのはず、「隣のミヨちゃんじゃないでしょか」でお馴 染の童謡にそっくりなのである。よくもまあ、こんなメロディでまじめくさって協奏 曲を創る方も創る方だと呆れていると、第2主題が想像を絶するようなメロディ。私 はクラシック曲でこのようなメロディは聴いたことがない。このエぐさ、泥臭さ、こ れはまさにスウェーデン演歌だ。あまりの泥臭さに笑い転げながら何度も聴いている うちに、いつの間にかこの曲が好きになっている自分を知ってしまった


Janacek, Leos(1854〜1928)
青服の少年たちの行進

ピッコロとブリキの太鼓、とにかくのけぞるほど変な曲です。
だいたい、この曲の入っているCD自体が変です。
「知られざるヤナーチェク」といって、本人が破棄したものばかり、原典として演奏 しています。
DENON末期の苦し紛れの企画(?)なので、手に入れるのは困難かもしれませんが、 一応CDナンバーはCOCO-78721 SUPRAHONで、発売元はコロムビアレコードです。


Albrechtsberger, J ohan Georg (1736~1809)
Konzerte Fur Maultrommel, Mandora,Orch
(口琴とマンドラの協奏曲)Orf C035 821

作曲家のアルブレヒツベルガーはあのベートーベンの先生ですが、こんな変な曲を残しています。口琴とは一般 的にはジューズハープと呼ばれている一種のおもちゃのような楽器で、馬蹄形のフレームに一本の金属片を付けて口にくわえ、啌内の容積をかえることによって音程を作る変わった楽器ですが、我々の仕事、劇伴では大活躍しています。
「お化けのQ太郎」などに出てくるビョーン、ビョーン、という音の正体です。音の印象から大正時代には「ビヤボン」と呼ばれていたようです。アイヌにも似た楽器があります。
もうひとつの「マンドラ」もマンドリンオケではおなじみですが、一般的には珍しい楽器です。マンドリンをひとまわり大きくした楽器ですが、ほとんどSOLOのシーンには登場しません。
当時の作曲家は注文なしに作曲することはありえませんから、もちろん変なプレーヤーからの注文に応じたものなのでしょうが、こんな注文をさばいたアルブレヒツベルガー先生、ただ単なる物好きなのか、よほど金に困っていたのか......。
ジューズハープを口にくわえるとすぐに唾がたまります。このソリストは至芸のワザを披露していますが、ツバキだらだらで大変だったでしょう。


Atterberg, Kurt
Rondeau Retrospectif, op26
(Marco Polo8.223404)

たしかになにかのパロディだということはわかるのですが、なんのパロディなのかがわからなくてイライラしてきます。誰か教えてえ!


Bernstein, Leonard (1918~1990)
Mass
(ミサ曲)

ジャズバンドありーの、ゴスペルありーの、子供ありーの、なんでもありーの、馬鹿馬鹿しい大騒ぎ。


Branca, Glenn (1948~ )
The World Upside Down
(TWI 960-2)

この同じ音の連続の洪水にあなたの耳は何分もつでしょう?!天国的退屈さの拷問です。


Bryars, gavin (1943~ )
The Thinking The Titanic

タイタニック号の、最期の甲板における死に行く楽隊の演奏です。涙なしに最後まで聴けますか.....。


Busoni, Ferrucio (1866~1924)
テノールとオーケストラのためのロンド・アルレッキネスコ
(cpo999 161-2)

ネタはばらしませんが、多分、世界一、テノールの扱いのひどい曲じゃないかと思います。したがって、テノールの名前の入っていないCDもあります。


Cage, John (1912~1992)
A Flower, The Wonderful Widow of Eighteen Springs

(Cathy Berberian Wergo WER60054-50)

私はジョン・ケージはあまり好きではないのですが、この2曲を聴いているとやはり ただものではないなあと思います。まあそれも、キャシー・バーベリアンのとても人 間技とは思えない超絶唱法に負っているところ大なのですが。このCDにはキャシー ・バーベリアンの想像を絶する技がいろいろと入っています。キャシーはもとルチア ーノ・ベリオの奥さんでしたが、早死にしました。クラシック界のジャニス・ジョプ リンみたいな人でしたから、仕方のないことかも知れません。


Foss, Lukas (1922~ )
Orpheus and Euridice
(New World NW375-2)

大した曲ではないのですが、どこか変です。ヴァイオリンの調弦をゆるめてみたり.. ....。


Franklin, Benjamin (1706~1790)
St Quart
(Vox Box CDX5057)

凧をあげて、雷が電気であることを証明したあの有名な科学者のベンジャミン・フランクリンは、グラスハーモニカの名手であり、また作曲家でもありました。この曲を演奏している弦楽器の四人はオープンの開放弦だけを使用し、つまり左手の指で音程を押さえることは一切していません。作曲の発想そのものが、グラスハーモニカ風だともいえます。蛇足ですが、グラスハーモニカとはガラスコップのふちを指でこすって天国的な音を出す楽器で、モーツァルトもこの楽器のために曲を書いています。なんでも指の神経を壊すという理由で演奏禁止にされたのですが、本当の理由は余りにも天国的な音ゆえに、黒ミサなどの秘密結社に利用されることを恐れた為政者の陰謀だという説もあります。


Gottschalk, Louis (1829~1869)
"The Union"
(Dec 436 121-1IMS)他多数

アメリカ国歌です。日本でこういうことをやるとなにかとプレッシャーがかかるでし ょう。作曲者は昔、ゴットシャルクと読まれていましたが、今はゴッチョークとアメ リカ読みするようになりました。


Gould, Morton (1913~ )
West Point Symphony
(MERCURY 434 320-2)

ポップスとクラシックの掛け橋のような仕事をたくさんこなしてきたモートン・グー ルドはまた、ユニークなアイデアマンでもあります。 この曲は2楽章のブラスバンドのための交響曲です。それだけでは別 に変でもなんで もありません。しかし、一楽章の終りにしっかりと変なことをしてくれています。


Gulda, Friedrich (1930~ )
Vcとブラスの協奏曲
(DG 419 371-2)

グルダ はジャズをやることでも有名です。私は彼のジャズは好きではありませんが 、作曲には結構うまく取り入れているとは思います。この曲では一楽章のブルース進 行に乗ってチェロのシフがしっかりとアドリブしています。もっとも、ちゃんと譜面 に書いているのかも知れませんが......。


Hovhaness, Alan (1911~ )
And God Created Great Whales
(Crystal CD810)

ホヴァネスはアルメニア系アメリカ人ですが実に働き者で、私の知るかぎり1980年代 に交響曲は第五十三番、作品番号は377にまで達しているので現在ではとっくに、400 を越えているはずで、いよいよミヨーに迫りつつあります。もっとも上には上がある もので、デンマークのニールス・ヴィゴ・ベンツォンという作曲家の作品番号はすで に550を越えています。
表記の曲は演奏者として、「オーケストラと鯨」と明記されています。この曲に限ら ず、ホヴァネスの曲はみんな同じように変です。へんちくりんな金太郎飴です。 ところで、秋葉原の石丸電気のクラシック売り場の誤訳ぶりは定評のあるところです が、アルメニア系アメリカ人のホヴァネスが書いた「アルメニア狂詩曲」を 「アメ リカ狂詩曲」と書くなってば!


Ives, Charles (1874~1954)
"Country Band" March
(Koch 3-7233-2)

保険業を営みながら作品を自費出版していたアイヴスは、誰に気兼ねすることなく、 変な曲を書きまくりました。変な曲として「答えのない質問」というのも結構有名で すが、とにかく、表題の曲は変です。子供のころ良く聞いたへたくそ田舎バンドの思 い出らしいのですが、そのへたくそぶりのテンポがずれたりとか、音程が変だとかを すべて楽譜に書き表して、わざと下手なバンドにきこえるようになっています。この 曲を楽譜どおり、うまく演奏すればするほど、下手にきこえるという、変態曲です。


Janacek, Leos (1854~1928)
Nursery Rhymes
(Phoenix PHCD 109)

ひかりごけが細胞分裂するような変な作曲方法をとるヤナーチェクですが、いつ何が 飛び出すかわからない、用心ならない作曲家です。表記の曲はまさに、玩具箱をひっくり返したような曲です。


Jacob, Gordon (1895~1984)
コメディ序曲<セヴィリャは地獄へ落ちろ>
(Noはのちほど)

ジェイコブは現代作曲家には珍しく、軽い曲をたくさん残しています。表記の曲は、 ローッシーニの「セヴィリャの理髪師」のパロディです。イギリスの学生オケのLPに入っていました。プロのオケがちゃんとやれば、大変面 白いのにと、ちょっと残念 です。


Khachaturian, Aram (1903~1978)
Pf Conの2 楽章

ハチャトゥリアンといえば、どこが変なんだろうと思われるかもしれませんが、何が おかしいと言ってもこの2楽章、フレクサトーンという、とんでもない打楽器が活躍 するのです。フレクサトーンというのは、「女ネズミ小僧」という昔のTV番組の音 楽によくでてきた、ニョニョニョーンという、のこぎりの歯をマレットでたたく楽器 ですが、とても音程のとりにくい楽器で、よく聞けば必ず笑っちゃいます。


Kilar, Vojciech (1932~ )
Exodus
(Olympia OCD308)

エクソダスというのですから、大脱走なんでしょうが、延々としょうもないボレロが しまりのない小便のように続きます。品のない比喩、ごめんなさい。村上春樹がラベ ルのボレロを聞いてショウもないことを書いたもんだから、もっとショウもないボレロもあるんだってえことで御勘弁のほどを......。


Messian, Olivier (1908~1992)
世の終わりのための四重奏曲、6楽章

オールユニゾンの美と恐怖をたっぷり堪能して下さい。


Mehul,Nicolas-Etienne(1763~1817)
Ouverture Burlesque(SERAPHIM S-60365.....LPです)

カズーという、おもちゃのような楽器を御存知でしょうか。今はあまり見掛けなくなりましたが、昔はよく野球場の応援に使われた、油紙を貼った小さくて細長い、自分の声がズーズーと変形するおもちゃですが、メユールはなんとこんなものをオーケストラに使いました。冗談音楽というと、判で押したように、ちっとも面 白くないモーツァルトの「音楽の冗談」をやりますが、そんなものとは存在感の根底から違います。これをきくまで私は、メユールはたんなるオペラ作曲家のひとりだとしか思っていませんでした。


Mosolov, Alexander (1900~1973)
四つの新聞広告op21、三つの子供のスケッチ op18 (MELODIYA MCD170)

モソロフは、戦前、「鉄工場」というアヴァンギャルド作品で世界を風靡しましたが、今では忘れられました。あまりのアヴァンギャルドさゆえに、ソ連の作曲家同盟から除名され、不遇な生涯を送った人です。表記の曲は1926年の作です。充分にアヴァンギャルドでしかも笑ってしまう、エスプリあふれた曲です。


Nielsen, Carl (1865~1931)
Sym No5 op50
(Ko ch9067他多数)

冒頭から延々と100小節以上同じことを奏かされる2nd Vln,哀れ。そして、あの有名なスネアドラムのアドリブは、音楽の流れを絶ち切るように野蛮にと指定されています。ニールセンは実に人を食ったスネアの使い方をする人で、最後の曲CLA CONでも活躍します。私はかねてより、スネアの使い方や、人を小馬鹿にしているパロディ趣味において、ショスタコヴィッチとの共通 性を強く感じていましたが、最近ショスタコ自身がニールセンからの影響を認めている文章に出会い、やっぱり、と納得した次第です。


Nancarrow, Conlon (1912~ )
Studies for Player Piano
(WERGO WER 6168-2)

ナンカロウが自動ロールピアノのために書いた曲集です。人間では絶対に演奏不可能なパッセージがアコースティックなピアノから聞こえてくるとまるで楽器が躁病になって襲い掛かってくるような気がしてきます。大変刺激的ですが、脳みそにはちょっと 危険かも知れません。しかし上には上がいるもので、この、人間には演奏不可能な曲集を室内楽で演奏している信じられないCDがあります。ENSEMBLE MODERNです。BMG09026-61180-2です。


Part, Arvo (1935~ )
WENN BACH BIENEN GEZUCHTET HAETTE
(CHAN 9134)

先日、NHKFMでピャールト作曲という曲が紹介され、そんな作曲家知らないのでNHKに問い合わせると、ペルトのことでした。日本のレコード会社は全部ペルトと書いているのに、NHKは現地読みに従うとのことです。それに越したことはないですが、ちょっと行き過ぎではないでしょうか。じゃあ、ワーグナーやウェーバーはどうしますか。慶応もヴァグネルソサエティにしなければなりませんね。 ペルトは、純正律を大変意識している作曲家です。しかし、表記の曲は変です。アヴェ・マリアのパロディとでも言っておきましょうか。


Partch, Harry (1901~1976)
Castor & Pollux
(CRI CD 7000)

パーチも純正律に拘り、手作り楽器の世界にまで行ってしまいました。好きな曲ではありませんが、手作り楽器によるアメリカンガムラン、なんか変だし、ある可能性は有るかも知れません。


Paniagua
ギリシャ古代の音楽

随分前に題名に惹かれてなにげなく買ったのですが、かけるなり、ニセモノだということがわかり、すぐに人にあげました。ところが最近やたらと話題になっているようなのでまた買ってしまいました。まんまとパニアグアにはめられてしまったわけです。


Pelecis, Georgs (1947~ )
Concertino bianco
(Erato 0630-12709-2)

純正律音楽研究所でも紹介している曲ですが、ラトビア人なので、読み方はわかりません。三楽章全部が真っ白のハ長調で、黒鍵は使わず転調もしない、開き直ったようなシンプルな曲です。


Pirchner, Werner (1940~ )
Quar [Born for Horn]
(CD No後ほど)

笑い、吠えるホルンです。それだけです。


Previn, Andre (1929~ )
Guit Con
(CD No後ほど)

EGの協奏曲です。はっきりいって、プレヴィンは作曲が下手です。変な曲に仕上がっています。


Sandstrom, Jan (1954~ )
Trombone Con, (DC Bis CD 500 538)

この曲は特に、トロンボーンの怪人リンドベルイの演奏で聞かないと面白くないでしょう。    BIELEFERDERによると、LDも出てるようです。信じられないようなスキャット・トロンボーンはぜひLDでみたいものです。


Shchedrin, Rodion (1932~ )
Pf Con No2, 3rd Moov (Ko Russ 11 129)
Solfeggi (RD CD 11 030)

シチェドリンは、バレリーナの奥さんと何度か来日しているようです。Pf Con No2は変な曲どころか、すごく良い曲です。3楽章なんかは溌剌としたジャズです。Solfeggiはレッキとした変な曲です。3曲続けてSOPが歌詞なしのドレミ唱法だけで歌いまくるソルフェージは、音楽学校の生徒にとっては悪夢のような曲です。


Schnittke, Alfred (1934~ )
古い様式の組曲(BIS CD 527)

私はシュニトケは好きではないのですが、この曲はヴァイオリンとピアノでなにやらまじめ腐って、古い様式になりきっている、怪しげな曲です。しかし、最後の「パントマイム」という曲はドレ、レミ、ミファという音階だけで始まるユニークできれいな曲です。


Shostakovitch, Dmitri (1904~1975)
Sym No7

ショスタコヴィッチの変な曲をあげだしたらキリがありません。交響曲14番「死者の歌」を除けば、すべての曲がなにかしらふざけているといっても言い過ぎでは無いでしょう。Sym No7の1楽章は少し前、日本のテレビCMの「チーチーンプイプイ」でさかんに使われましたが、著作権使用料はちゃんと払ったんでしょうかね?ところでこの曲、バルトークのオーケストラのための協奏曲の4楽章でパロディの材料にされたことがすごく有名になり、ショスタコは一躍世界中の笑い者になったのですが、これはとんでもない悪意に満ちた誤解です。実はショスタコは、食料事情の悪い塹壕のなかでレハールのメリーウィドウの「さあマキシムへ行こう」をパロっているのです。バルトークは貧しい生活に苦しめられながら、レハールを非常に嫌っていたそうですから、ショスタコのパロディ性は分かっていたはずなのに、先にアイデアを越されたのに嫉妬したとしか思えません。それほど、バルトークの性格は暗くて陰険だったようです。オットット......、私はバルトークの音楽は大好きですよ。


Smolsky, Dmitri (1937~ )
Dulcimer Con No1(CD Noは後ほど)

ダルシマという楽器を御存知でしょうか? ダルシマは面白い。


Stone, Carl
Hop Ken(Music & Arts Cd276)

マック使いのカール・ストーンによる「展覧会の絵」のおふざけ版です。カール・ストーンは来日して、浅草の「神谷バー」の名前を付けたCDを作りました。これも馬鹿馬鹿しいサンプリングを駆使した、変態CDです。


Tibizen, Avlos (1925~ )
運命のノックの音

ベルリン木管アンサンブルのCDの中に入っていました。トルコ人でイギリスで活躍し、ホフナン音楽祭の編曲も担当しているそうです。全くそれふうのウィットあふれる曲です。


Weill, Kurt (1900~1950)
Surabaya-Johnny

いくらクルト・ワイルの自分のメロディとはいえ、あの「マックザナイフ」と同じとはねえ......。


今日は5/2ですが、一応、変な曲コーナーはこれにて一休みします。また新しいものが飛び込んで来たり、みなさんからの情報があれば、適宜に補充していきます。





  Adams,John (1947- )
Grand Pianola Music より<Onthe Dominant Divide(Nonesuch 7559-79359-2)

アダムスはアメリカのポストモダンを代表する作曲家の一人で、最近クレーメルの 奏いたVln Con が話題になりました。  表記の曲は、いばり臭ったピアノが打ち鳴らすまっ白なトニックのフォルテシモが 、チャイコフスキーの Pf con のパロディのようにきこえます。

   


Antheil,George (1900-1959)
Fighting the Waves(BMG 09026.680660)

 アンタイルと読むのかアンセイルと読むのか分かりませんか、超前衛の暴れん坊と して勇名を馳せました。 この曲は、Tbnと声がユニゾンでグリッサンドをするという意表をついたアイデアで 、びっくりします。もう二度とこの手は使えんなあと、やや残念でもあります。

 


Bryars,Gavin(1943- ) By the Vaar,(Point454 126-2)

「タイタニック」は紹介ずみですが、この曲は、ジャズのベースプレーヤーCharlie Haden の為に書いたコントラバスのピツイカートと小オケの為の協奏曲です。


De Marinis, Paul (1948- )
kokole (Music&Arts CD276)

 サンプリングの声を単調に不気味にした曲です。

 


Donatoni,Franco(1927- )
OMBRA (Accord 24702)

ドナトーニは古いタイプの現代音楽、つまり、無調の作曲家ですので、この曲も面 白くはありません。しかし、使っている楽器が変です。コントラバスクラリネットの Soloなんて聞いたことありますか?


  Eno, Brian IKEBUKURO (Opal 9362-45010-2)

 アンビエント作曲家のEnoはクラシック系ではありませんが、この曲はまさにコン ピュータミュージックそのものです。なぜ<IKEBUKURO>なのかさっぱりわかりませ んが、単調な底なし沼のような曲で<変な曲>にはぴったりです。


   Ferrali,Luc.
Strathoven (BVHAAST CD 9009)

ベートーベンの「運命」とストラビンスキーの「火の鳥」をコラージュしたもので す。ただ、それだけなのですが・・・。


   Kalomiris
Sym No1 op21 ( Koch Schwan 311 110)

 ギリシャ人の書いたSymは珍しいので取り上げました。曲は大スペクタクルな映画 音楽風ですが、とにかくギリシャ人が書いたとなると、そのスペクタクルが妙に現実 味を帯びてきます。なんか「スパルタカス」みたいです。


   Lucier,Alvin(1931- )
Corossing (Lovery Music LCD 1018)

昔なつかしいアナログシンセのオシレーターの上下する音と、生楽器のアンサンブ ルによる、うなりの世界で、純正律とは正反対の音楽です。奇妙です。


   Mozart,Leopold (1719-1787)
Peasant Wedding, The Musical Sleigh Ride (Berlin Classics BC 3014-2)

ご存じ、モーツァルトのステージパパ、レオポルドです。「おもちゃの交響曲」は 有名ですが、他にも2曲、こんな変な曲がありました。1曲目はオケとバグパイプとい う変な編成、2曲目、「ソリ遊び」らしく馬の鈴とムチが随所に出て来ます。


    Pickett, Philip.
<愚かものの祭>(C)PoPOCL 1304

 これは、新潟の和田重人様からの投稿で残念ながらまだ耳にしておりませんが、私 はピケットの「アルケミスト」というアルバムにはしびれまくっているので、まちが いなく変な曲でしょう。


   Ramilez,Ariel(1921- )
Missa Criolla.(CDは多数あり)

 これも投稿です。四国の小野哲男様、ありがとうございました。この曲は大分前に FMで聴いたことがあり、変な曲であることは事実なので、取り上げました。南米版ミ サ曲です。これとはちがいますが、以前にミサフラメンカという、まさにフラメンコ のミサを聞いたことがあります。実は、オープンテープは持っているのですが、すで に聴ける状況にはありません。なにか情報があったら教えて下さい。とてもさわやか に変なミサ曲でした。


   UNG, Chinary(1942- )
Spiral 2 (CRI Exchange CD710)

 カンボジア人の現代音楽です。ソプラノとチューバのユニゾンなんて変だと思いま せか。





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