Column/リスニングコラム

 

リスニングコラムRAMEAU『Orchestral Suites Vol.2』


RAMEAU『Orchestral Suites Vol.2』
(NAXOS/8.553746)

 バッハと同時代のフランスの作曲家、ラモーの「アナクレオン」組曲を紹介します。音楽史上ではたいへん有名な人だが、日本で演奏されることは滅多に無い。私とて、子供の時、スズキ教則本でラモーの「タンブーラン」を奏いて以来、ときたまFMでクラヴサン曲集を聴いたくらいで詳しくはない。そんな折、久し振りにCD屋を覗いたら、NAXOSシリーズが、なんと1枚780円に値下げになっており、その中にラモーのCDがあったので買ってきた。

 ラモーは大バッハの2年先に生まれ、バッハよりずっと長生きした。これはオーケストラの編曲だが、金管あり、ピッコロありの非常に華やかで分かり易い曲。タンブーランが非常に効果的で、けっこう下世話な風情もある。こういう曲や、同時代のヴィヴァルディを聴くにつれ、大バッハのヘンクツ時代遅れ、ゴリゴリ、コンサバぶりがよく分かる。
 演奏者の正体はよく分からないが、いうまでもなく、純正律を基にした演奏である。安い掘り出しモノの1点として、CD屋を覗かれた折にはお薦めの1枚である。


(玉木)




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