ヒーリング/健康コラム
<心と身体に優しい音楽> 福田六花(医学博士、作曲家)
私達の生活を取り巻く様々なシステム、膨大な情報量、複雑な人間関係、そういっ
た種々の因子から受ける心身のストレスなしに生活することは、現代社会においては もはや不可能であると考えられます。いかにしてストレスを上手に解消し気分の良い
リラクゼーションを得るか、これは現代に生活する私達にとって、避けて通ることの 出来ない重要な問題です。
1994年頃、玉木宏樹氏による純正律で演奏された音楽を初めて聴き、純粋無垢な
美しい響きと心地よさにおおいにびっくりさせられました。と同時にこれは患者さん に聴いてもらいたいなと思い、早速CDを病院に持ち込み、待合室、検査室、理学療法
室、集中治療室などでかけてみました。病気による心身の苦痛を少しでも和らげるこ とが出来たなら、少しでもやすらぎを感じてもらえたら、そんなことを願いながら時
が過ぎていきました。
理学療法室に入ると、ゆったりと純正律音楽が流れる中で多くの患者さんが気分
良さそうな表情でマッサージ、鍼灸、牽引などの治療を受けています。以前は疲れきっ たり、いらついたり、大声で世間話しをしていたりする人も少なくなかったのですが、
純正律音楽をかけるようになってから多くの患者さんが以前よりずっとリラックスし て治療を受けるようになりました。中には気分良く眠っている人もいます。 心と身体に優しい純正律音楽が医療の現場において非常に有効であったのを実感しました。
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